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tukuru

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その人らしさ

よそのお宅に伺うと自分のうちとは違った感じの雰囲気を感じることがあります。その人らしかったり、意外な面を知って驚いたり。

我が家は私の混沌とした世界と主人の特別なこだわりはそう強くなくしかし整理された感がごちゃまぜになっています。もちろんそこに子供のまた更なる混沌とした世界が加わって、結局何ともまとまりのつかない環境になってはいるのですが。

その人の世界はその人の育った環境によって作られると思います。和風(現代風の)にこだわった家、北欧の家具をうまく取り入れたシンプルな家、60年代の世界、などなどセンスのよい自分らしい素敵な家々。あらゆる部屋。それらはその人が生きてきた道そのものを表すのかもしれません。
また性格も暮らしぶりによく現れる。それはその人が選び集めたもの(こだわりが無くても「無い」というらしさ)の中にはその人の思いがあるからです。
何かの世界(何々風など)にとらわれるのが嫌、という人もいます。しかしその人も自分では気づかない、独自のワールドを漂わせているのではないでしょうか。

学生の頃の友人に自分ととてもよく似た人がいました。何が似ているのか?それは一言では言い表せないのですが、趣向や行動する時間帯、食べ物や飲み物のの選び方、車で言ったら私はイタリアだけどその人はイギリス、ちょっと違うけれどアメ車じゃなくて欧州車。女性なら親しい友人になるか毛嫌いするか、男性なら恋人になるか、というような感じでしょうか。
ある日、その人は「なんか部屋も似た感じかも」と、自身のお部屋の写真を見せてくれました。自宅にあるその部屋はなんとも混沌としていて、しかし独特の世界があり、私の自分なりに作ったごちゃごちゃした(ようするに散らかっている)世界と酷似していました。

その人らしさを作る空間。それは本人が日々こつこつと作り上げたエッセンスのようなもの。誰にも邪魔されず、時には他人と暮らすことで少しずつ混じり合いながら出来ていく。
まるで民族がそれぞれ他の土地から集まって暮らすうちに、ミックスされて出来上がってきた文化のようなもののようです。
その人らしさ_f0221132_1237557.jpg最近子供は毎日のようにお絵描きをしています。壁に襖に、とあまりに大変なことになってきたので、とうとう壁に模造紙を貼ることに。でも思い切り描けて嬉しそうです。
by kayos_handmade | 2010-10-03 12:42 | 家族
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