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カテゴリ:現代アート( 10 )

あけましておめでとうございます

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しばらくの間、お休みしていたブログ。
今年は少しずつ再開して、自分自身の考えをまとめていきたいと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年明け、ふと思い立って、都心のホテルへ。たまたま空きがあり泊まってきました。
高層階からの眺めはさることながら、お部屋も53平米と広めでゆったりしていました。
眼下には意外にも小学校と家々、マンションが建ち並んでいます。
私にとって、六本木と言えば飲食店や遊び場のイメージでしたが、こんな都心にも暮らしがあるんだと不思議な気持ちでした。
元旦の日経の広告に「家はアルバムである」という大手ハウスメーカーのコピーがありました。

どんな街にも家(集合住宅も含めて)があり、そこには人がいる。
人が街をつくり、都市をつくり、世界をつくっている。
私も子供もそのうちの小さな一人です。満天の星々と同じように、私たちも一つの星のようです。
名も無き星ですが、今年も自分らしく生きて行こうと思っています。
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by kayos_handmade | 2013-01-04 11:11 | 現代アート

横浜美術館へ。

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先日の連休に、横浜美術館で行われている「奈良美智:君や僕にちょっと似ている」を観てきました。
予想通りの混雑具合でしたが、まあ、早朝から行ったおかげかそれでもゆるゆる観る事ができました。

作品は全部で100点余り。今まで、奈良さんのtwitterから制作の段階を時折見ながらだったので、これがあの作品だろうかと一人思いながら一つ一つを観てまわりました。
前回の2001年の横浜での展示から随分遠い所へ来たように思います。彼自身の作品も色々なことがあり、変化をしていました(と私は感じました)。

彼自身が言うように、作品は作品の「個」として独立したものであり、作家本人でもない、、まして私たちを表してもいない。しかし、どこかに自分や自分の子供、見知らぬ他人を感じるものがあるとしたら、それは人間の本能なのではないだろうか。異物に対しては違和感を持ち、自分に近いモノには好感を持つ。
音楽も同じように思うのです。
自分を投影し、あたかも自分自身がその歌詞の登場人物になってもそれは単なる歌であり、自分の人生ではない。でも、その作家の体験や背景が持つ力のようなものの反映した音楽が、自分の何かと重なり、それを糧にすることもできる。
だからこそ人は音楽を聴き、美術作品を観る。
そんな素晴らしいものたちが何十年も何百年も残っていく。
芸術にはそんな力があるのだと思うのです。

★開催はあとわずかですが。
「奈良美智:君や僕にちょっと似ている」

会期:2012年7月14日(土)-9月23日(日)
会場:横浜美術館
休館日: 木曜日
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
アクセス:みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい駅」5番出口から徒歩5分。
JR線・横浜市営地下鉄線「桜木町駅」から「動く歩道」を利用、徒歩10分。

※会期終了間近のため混雑も予想されます。チケット売り場なども並んでいました。
セブンイレブンやヒカリエでもチケットは販売されているそうなので、事前購入がお勧めです。
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by kayos_handmade | 2012-09-19 10:27 | 現代アート

谷川俊太郎とクレーと私

またもやお久しぶりの更新です。

先日、持病が再発してからぼんやりする時間は増えましたが、何もしないことが一番の治療法と医師に言われ、本当にその通りにしていたらあっという間に秋になってきたようです。
今朝ほどもカナ、カナ、カナ、とひぐらしが鳴いていました。

さて、先日、宅配サービスのカタログに書籍紹介があり、「クレーの絵本」谷川俊太郎という書物が紹介されておりました。絵本、とあったしクレーも谷川俊太郎も好きな私としては、子供用にとさっそく注文したのですが、実際に本を手にしてみると、詩はあるていど4歳児にもわかるものもあるようですが大人向けだったかもしれません。
それでも夜寝る前にページを開き、絵を一つ一つ見ながら「これはなんの形だろうね」「お顔みたいなお魚みたいな形だね」などと二人で話して寝ました。
一人の時にあとがきを読んだのですが、谷川さんがクレーの絵は魂で感じる(観る)というように書かれています。確かに何かに当てはめたり、何だろうと理解したりすることは難しく、ただ眺めてそれを自分自身の魂が感じ取るのではないだろうか。

抽象絵画では時に理解し難いと一口に言われがちですが、心の目で観ると、そう遠いものではないように思ういます。
私はクレーの絵も谷川さんの詩も大好きです。頭で言葉で理解しようとすると混乱します。
しかし、イメージを浮かべてその絵の、言葉の持つ何かを感じ取る、導かれてどこかへ行く。
それが芸術鑑賞というものではないかと思うのです。
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by kayos_handmade | 2012-09-08 07:58 | 現代アート

きれはし

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先日、下北にあるfogへ友人と行ってきました。
新しい店舗になって初めて行ったので迷いに迷ってしまい・・友人のiphonをたよりになんとか到着。

今はシェリーオルセンさんの作品展が行われています。
素敵な模様のお皿と、ドローイング、陶器の作品が数店。
ドローイングはお皿の習作でしょうか。色合いがとてもいいです。
webではわかりにくかったのですが、お皿の微妙な色の混じり具合、紙の質感など、実際に目で見ると新たな発見があります。

帰りの電車で、国立新美術館(六本木)次回の展示、野田裕示(のだ・ひろじ)さんのポスターを見たときもいつもの暮らしにはない心に響くものがありました。
時々はこうした心を動かす「きれはし」に触れていないと!
とそんな風に思った一日でした。

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会期:10月31日〜11月11日(金)まで
時間:12:00−18:00(土日祝休み)
東京都世田谷区代田5−35−1

「野田裕示 絵画のかたち/絵画の姿」展
会期: 2012年1月18日(水)~4月2日(月)
毎週火曜日休館
※ただし3月20日(火)は開館、翌21日(水)は休館

開館時間:10:00から18:00まで
※金曜日は20:00、3月24日(土)は「六本木アートナイト2012」開催にともない22:00まで開館
※入場は閉館の30分前まで。

会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京・六本木)
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2f
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by kayos_handmade | 2011-11-04 09:36 | 現代アート

慌ただしい時間

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先日、大分から上京した友人と何年かぶりに再会。短い時間でしたが近況など互いに話し、近くのギャラリーでインスタレーションを一緒に見てきました。
友人は3日間の滞在中に現在開催されている横浜トリエンナーレ、国立近代美術館の「イケムラレイコ うつりゆくもの」、国立新美術館「モダン・アート,アメリカン」を見たようです。パワフル!

友人や数年前一緒に回ったIさんとも、会うのは前々回のトリエンナーレ以来だから恐らく6年ぶり?しかしちっとも変わらず、そしてそんなに久しぶりなのについ昨日も一緒にいたかのような感じなのが不思議です。

六本木のギャラリーwako works of artではフィオナ・タン展を開催中。
二つ並んだ細長い大画面では冒頭、波が押し寄せる映像から始まり、若い女性と年配の女性が映し出されます。ずっと見ていると、時に澱んだ川やごうごうと落ちる滝の映像を挟み、それぞれ女性の日常生活は全く違う人生なのにまるで一人の人のように思えてくるのでした。
ギャラリー内3つのスペースで映像、朗読の音声作品、写真が展示されています。

★国立近代美術館で開催中の回顧展「イケムラレイコうつりゆくもの」絵画、彫刻、ドローイングなど約145点は10月23日まで
アクセスは地下鉄東西線竹橋から徒歩分です。

★国立新美術館で開催中の「モダン・アート,アメリカン」は12月12日まで(火曜休)です。
アクセス 地下鉄千代田線なら乃木坂駅下車、青山霊園方面改札6出口から直結
日比谷線なら六本木駅4a出口から5分、都営大江戸線なら六本木駅7出口から4分です。
港区コミュニティバス「ちいばす」赤坂青山でも行けます。循環ルート六本木七丁目下車5分。
http://www.nact.jp/k/simple.php?f=/information/access.html

★「フィオナ・タン」
wako works of art
10月15日(土)まで
11:00〜19:00 月・日祝休
アクセス 地下鉄六本木駅1a、1b、3出口から徒歩2分です
http://www.tokyoartbeat.com/event/2011/744A
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by kayos_handmade | 2011-10-01 17:44 | 現代アート

雨間

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この時期は毎朝窓を開けては空とにらめっこです。
晴れ間があるか、一日中雨か。
銀行や荷物出しなどちょっとした用件なのですが、長靴出動か、自転車で出かけられるか。空模様を気にしながら合間をみてさっと用事を済ませて帰ります。

そんな中ちょっとした遠出をしました。
今の住まいに越してから新宿までがすでに遠出なのですが、前々からどうしても見たかった増満兼太郎さんの作品が飾られているGASAへ。目黒駅から歩いて7、8分くらい。ちょうど庭園美術館の向かい側、細い路地を入って突き当たりの一軒家です。
普段は服を扱うこちらのお店ですが、今回は1Fがギャラリーとなっていました。
以前本で見た、靴やバッグの他に、アクセサリーピンやピアスも。そして特によかったのが版画です。制作されたバッグや革のオブジェとのようなモチーフがとても素敵でした。
天井から下がる鳥のモビールのようなオブジェは金属と木片で作られています。ゆらーりと静かに揺れるその姿を飽きもせずじっと見てしまいました。

外は雨、静かな店内はまるで作家のアトリエにこっそり入ったような気がしました。

MASUMITSU KENTARO EXHIBITION
会期は今週日曜までです。
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by kayos_handmade | 2011-06-18 17:44 | 現代アート

とある時間

何年も前に見たポスターのコピーに「ぼんやりじょうず」という言葉がありました。確かあれはたばこの広告だったような。
何気に見た言葉がどこか頭の隅っこに残っていたのか、病院の待合室にいる時にふと浮かんできました。
何かを、誰かを、待っている時、思わぬ空いてしまったその時間を楽しむ。そんなことがなかなかできない。時間が余っているとわざわざ用事を作ったり、それならと後回しにした家事をこなして終わったり。ぼんやりと時間を過ごすことは悪いような、とても贅沢なように思えるのです。

さて話変わって、馬喰横山にある横尾香央留さんの「お直しとか」展を見に「FOIL GALLERY」へ行って来ました。昨年だったかある雑誌の掲載記事で横尾さんのことを知りました。その雑誌に載っていた作品に穴の開いたマフラーを修繕したものがあり、小さなほころびには刺繍、少し大きな穴からは犬が飛び出していました。
この記事を読んで修繕するならこんな風に楽しいといいな、と思ったのですが、私は針仕事はどうも苦手。嫌いではないのですが。
実際に見た刺繍は、針と糸でできているのが信じられない驚くほど細かく美しいもの。今回ギャラリーにあったのも刺繍、ニット作品や今までお直しされた素敵な作品などがたくさんあります。
欠けてしまった大切な茶碗にする金ツギのような、新しいものに生まれ変わるようなそんな数々の作品たち。
会期中は横尾さんご本人もいらっしゃいます。
平日は急須を会場にお持ち込みするとふたのカバーを編んでいただけるそう(詳細はギャラリーサイトをご覧下さい)。

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5月30日(月)12:00−19:00までです(日曜休)。
同じフロアにある馬喰町ART+EATでランチもできます(現在はガラス作品展示中)。

美術館は入館料がかかりますが、ギャラリーは無料。時間さえあれば何度でも好きなだけ足を運べます。アートマップがあればあらかじめ調べてまとめて回ることも可能です。
ふと空いた時間にアート散歩はいかがでしょう。
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写真はギャラリー近くにあるもと喫茶店。なんだかレトロな感じが毎回気になっているのです。
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by kayos_handmade | 2011-05-26 11:23 | 現代アート

間の世界

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学生の頃、とある話をしていて友人からこんな質問をされました。
「ピアノの鍵盤にない音というのは存在するのか」
ようするに全ての音がドレミファとその半音にあてはまるのではなく、実際には音と音の間に無数の音があるのではないのか、というのです。私は答えられず考え込んでしまいました。
今までそんな風に考えたことは無く、ピアノのレッスン中もドレミの音階が全てだと信じていました。

色は境界が曖昧で、赤と黄の間には橙があり、更に細かくなると赤に程近い橙から濃い黄へ無数の色の段階があるのです。
点が集まって線となるように、色も音も小さな一つがまとまると素晴らしい世界が広がり、美しいと感じる。

人間は何かと規則的にあてはめて考えがちだけど、自然界にはそういう曖昧で美しいもので溢れている。しかし生きることに関しては容赦しない、曖昧なことなど無いですが。
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by kayos_handmade | 2010-12-03 11:42 | 現代アート

the new market

五反田の古いビルで開催中の「the new market」へ行ってきました。
marketというタイトルにあるように、2F~4Fの展示スペースにはイラストや洋服、セラミック、bag、映像など、ジャンルにとらわれない作品の数々があり、作家の方々と直接お話しして作品について伺うこともできます。
開催は明日11/3(水)まで。

そして開催中の図工ラボのワークショップに参加しました。モビール製作だったのですが、ワークショップに参加するのは私も初めてです。少し緊張したものの皆さんのおかげで和やかに始まりました。
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短い時間の中での細かい作業に四苦八苦。しかしスタッフの方々の温かいアドバイスでなんとか完成して持ち帰ることができました。
皆様ありがとうございました!

また会場のビルがまたいい感じに古くて。馬喰町ART+EATを思わせました。
秋は色々なイベントが満載です。アートを巡る旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
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by kayos_handmade | 2010-11-02 10:23 | 現代アート

なぜならそれは

先週の雨以来また一段と秋の色が濃くなって来たようです。
道に落ちている落ち葉もこころなしか少し黄色い。

水曜に森美術館で行われている「ネイチャー・センス展」
を観てきました。
作品は吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆それぞれ3人のアーティスト、デザイナーのとらえる自然観というものが込められています。

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私は先日テレビで紹介されていた吉岡さんの「スノー」という作品を楽しみにしていました。羽毛を使って雪の降る様子を表現したものです。
見ていると降る様がとても美しい。
実際に見ると巨大な空間に閉じ込められたそれは、雪よりももっと軽いもの、そして温かく柔らかい、実際の雪とはやはり違う何かのような気がしました。もちろん確かに実際には雪ではない。けれどこの曖昧なイメージだけを感じることができず、自分の中に染み付いた雪というものがどうしても邪魔してしまう。
私が現実的すぎるのでしょうか。

篠田さんの映像作品は迫力がありました。
天井までの高さのスクリーンには運河や人造湖、そして行ったり来たりする貘が。
それを見ていると我々がいる東京という場所は、周りの都市と地続きではあるが、それだけが孤立し切り取られた空間の中にいる、そんな風に思えてきました。
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栗林さんの作品は見ている側も参加できるのが面白い。
何人もの人が紙の穴から顔を覗かせたことでしょう。

篠田さんの映像の最後に出て来た、雪の中をぐるぐるとあてもなく彷徨う貘はまるで現世とは思えない。とてもファンタジックなものでした。
あれが実は悪い夢を食べてくれる貘なのかも・・。
展示室内に期間限定で設置されたネイチャー・ブックラウンジの椅子に座ってぼんやりとそのようなことを考えていたのでした。
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「ネイチャー・センス展」開催中
2010年7月24日(土)ー11月7日(日)
森美術館(六本木ヒルズ森タワー53F)
*六本木にある国立新美術館、サントリー美術館、森美術館では現在チケット半券で割引になります。期間や展覧会が限られるので詳細は「六本木アート・トライアングル」で検索してください。
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by kayos_handmade | 2010-09-18 23:47 | 現代アート