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tukuru

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なぜならそれは

先週の雨以来また一段と秋の色が濃くなって来たようです。
道に落ちている落ち葉もこころなしか少し黄色い。

水曜に森美術館で行われている「ネイチャー・センス展」
を観てきました。
作品は吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆それぞれ3人のアーティスト、デザイナーのとらえる自然観というものが込められています。

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私は先日テレビで紹介されていた吉岡さんの「スノー」という作品を楽しみにしていました。羽毛を使って雪の降る様子を表現したものです。
見ていると降る様がとても美しい。
実際に見ると巨大な空間に閉じ込められたそれは、雪よりももっと軽いもの、そして温かく柔らかい、実際の雪とはやはり違う何かのような気がしました。もちろん確かに実際には雪ではない。けれどこの曖昧なイメージだけを感じることができず、自分の中に染み付いた雪というものがどうしても邪魔してしまう。
私が現実的すぎるのでしょうか。

篠田さんの映像作品は迫力がありました。
天井までの高さのスクリーンには運河や人造湖、そして行ったり来たりする貘が。
それを見ていると我々がいる東京という場所は、周りの都市と地続きではあるが、それだけが孤立し切り取られた空間の中にいる、そんな風に思えてきました。
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栗林さんの作品は見ている側も参加できるのが面白い。
何人もの人が紙の穴から顔を覗かせたことでしょう。

篠田さんの映像の最後に出て来た、雪の中をぐるぐるとあてもなく彷徨う貘はまるで現世とは思えない。とてもファンタジックなものでした。
あれが実は悪い夢を食べてくれる貘なのかも・・。
展示室内に期間限定で設置されたネイチャー・ブックラウンジの椅子に座ってぼんやりとそのようなことを考えていたのでした。
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「ネイチャー・センス展」開催中
2010年7月24日(土)ー11月7日(日)
森美術館(六本木ヒルズ森タワー53F)
*六本木にある国立新美術館、サントリー美術館、森美術館では現在チケット半券で割引になります。期間や展覧会が限られるので詳細は「六本木アート・トライアングル」で検索してください。
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by kayos_handmade | 2010-09-18 23:47 | 現代アート
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